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整理整頓で、自律神経まで整う!?

突然ですが、今いるお部屋はキレイに整理整頓されていますか?

ある研究者によると、人間の脳はもともと「秩序」を好んでいるのだそうです。
そのため周囲の環境が「無秩序」だと、必要以上に視覚が刺激されて脳に負担がかかるのだとか。
つまり「ゴチャゴチャしたものを見ること」は、それだけでストレスになってしまうのです。

ご存知のとおり、ストレスは自律神経のバランスを乱す原因のひとつ。
自律神経は免疫細胞の働きに直結しているため、バランスが崩れると免疫力に悪い影響を及ぼしてしまいます。

身の回りを清潔にすることは、免疫力アップへの近道!
そこで今回は、「自律神経を整える“整理整頓”のコツ」を紹介します。

①片づけるのは1日1か所

細かな材料や機材が多いため、煩雑になりがちな歯科医院。
すべての場所を1度にキレイにしようとすると疲れてしまい、かえって自律神経を乱してしまいます。
片づけるときは「待合室の本棚」「受付の商品陳列」「シンク周辺の引き出し1段目」など、場所を細かく区切るのがポイントです。無理なく少しずつ進めましょう。

②時間は30分以内を目安に

あまり長い時間をかけてしまうと、なかなか片づかないことにイライラし始めてしまう場合も。また、だらだらやっていると本来の業務に支障をきたしかねません。
30分以内を目安として、集中力が持続しているうちに切り上げましょう。

実は“片づけ”という行為そのものにも、副交感神経の働きを高めて気持ちをリラックスさせる効果があるそうです。
不要なものを処分して、心身ともにスッキリと。来院する患者さんのためにも、快適な環境をキープしませんか?

参考
『図解 眠れなくなるほど面白い自律神経の話』小林弘幸著

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