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昔はなかった? 今は増えてる? 花粉症のはなし

今や日本人の3人に1人が発症すると言われている花粉症。
この時期になると、「歯科医院でも患者さんとの話題によく上る」なんて声をよく聞きます。

花粉症というと現代の病のように感じますが、その歴史はなんと古代までさかのぼります。

紀元前1550年頃に古代エジプトで書かれた、世界最古の医学書『エーベルス・パピルス』。ここには「鼻づまり・鼻水・鼻の腫瘤」についての記述があります。
紀元前500年頃になると、古代ギリシャのヒポクラテスが花粉症と思われる症状について「体質、風邪、四季が関係している。転地がよい」と記録。
さらに紀元前100年ごろの古代中国の医学書『素問』には、「春には鼻づまり、鼻水が多くある」との記述まで! 現代の私たちと同じですね。
つまりはるか昔から、人々は花粉症に苦しみ続けているのです。

とはいっても、日本では1980年代頃まで稀な病気でした。
では、なぜ今は花粉症になる人が多くなっているのでしょうか? その背景には、次のような理由があるそうです。


①人工スギ林の増加

戦後の復興期、良質な木材を確保するために成長の早いスギを積極的に植林。
そのときのスギがいっせいに成長し、多くの花粉を飛散するようになったと考えられています。

②大気汚染

自動車や工場から排出される排気ガス、PM2.5といった粒の小さい有害物質に接触すると、花粉は破裂して粉々に。
多くの量が体の中に入り込んでしまうため、花粉症になるリスクが高くなります。

③生活環境の変化

コンクリートやアスファルトは、土と違って花粉を吸収しません。
そのため一度地面に落ちても風が吹くたびに舞い上がり、大飛散が繰り返されます。

④ストレス過多

慢性的な睡眠・運動不足、食生活の偏り、インターネットの普及による社会の変化。
現代人特有のストレスが積み重なると、自律神経のバランスが崩れて免疫力にも影響が。
体にとって害がないはずの花粉にも、過剰反応してしまうようになります。

さまざまな要因により、花粉症になる人はこの先も増えていくかも!?
そこで自分でできる対策の1つとしておすすめなのが、乳酸菌L-137です。

乳酸菌L-137は、小腸に集まる免疫細胞を直接活性化。アレルギーを抑制する効果も報告されています。
ぜひ毎日の生活に取り入れて、花粉のシーズンも楽しく働いていきましょう!

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