小腸ケア倶楽部

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ファイトケミカルで、免疫細胞を元気に!

最近、体に良い影響があるとして大きな期待が集まっている「ファイトケミカル」。
野菜などに含まれる化学物質のことで(phyto=植物、chemical=化学物質)、植物が紫外線や害虫から身を守るためにつくり出した成分です。
その種類はなんと数千種類以上! 栄養素とは違い、色や香り、苦味や渋味などがこれに当たります。

ファイトケミカルにはいろいろな健康効果があり、なかでも免疫関連で注目されているのが次の3つです。

①抗酸化作用:アントシアニン(ブドウなど)、カテキン(緑茶など)他
体内で発生した活性酸素などを無害化し、免疫細胞の働きを助けると考えられています。

②免疫細胞の強化:βグルカン(キノコ類など)、オイゲノール(バナナなど)他
免疫細胞の数を増やしたり、動きを活性化させる作用があると注目されています。

③がんの抑制:イソチオシアネート(キャベツなど)、システインスルホキシド(にんにくなど)他
がん細胞の発生や増殖を防ぐ効果があると期待されています。

これらのファイトケミカルは生で食べるのはもちろん、皮ごと食べたりスープにしてまるごと食すことで、さらに効率よく摂れるのだとか。
毎日の食事に、バランスよく取り入れてみてくださいね!